日本人が英語を苦手とする理由
日本人は英語が苦手であると言われています。これはイメージではなく、データでも証明されている事実です。
2013年の「BEI」と呼ばれる調査によると、日本は世界50位。経済大国であり、先進国であるにも関わらず、
これほど低い結果になっているのです。
ちなみにBEIとは、非ネイティブスピーカーのビジネス英語指数を表す評価のことです。
日本人が苦手とする英語ですが、一方でBEIの指数が高い国を見てみると、
1位がフィリピンとなり、シンガポールも10位などアジアでも指数の高い所がいくつかあります。
アジア人だから、という理由では日本人が苦手という理由は説明出来ないようです。
この違いですが、そもそもの英語に対する意識の違いが原因だと言われています。
フィリピンやシンガポールを始め、指数の高い国では、英語を自国語に近いような形にアレンジして話そうとします。
発音や文法は悪くても、コミュニケーションとしては成立しています。
一方で日本人の意識を見てみると、英語に近づけようとする意識が見られます。
より発音が良く、より文法が正しくといった具合でしょう。
「英語が出来る」という基準が非常に高いため、苦手意識を持つ人が多く、途中で頓挫してしまう人も出てきます。
このような人が多いため、日本人の英語指数が世界的にはそれほど高くない、ということが推察されます。